箱庭計画17~自動運転テスト(信号制御編2)~
2018年 04月 18日
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今までは赤(R)/黄(Y)/緑(G)の3灯であれば3つの意味合い(停止/注意/進行)を、4灯ならば4つの意味合い(停止/警戒/注意/進行、または、停止/注意/減速/進行)をイメージしてました。しかし、停止か走行可かの2つで考えなきゃいけないんですね。
走行可ならば、どのくらい速度を出していいかどうかをGとYの組み合わせで表現する、と。
そう考えると、Desktop Stationのマップでの信号がRとGだけなのもスムーズに飲み込めました。
さて、箱庭計画16では"方向てこ"で上りと下りを意識して制御してみました。
今回は更に、閉そく信号機を想定し同一方向に複数の信号機を設置すること をテーマとして実験してみました。
前回のマップに手を加え、線路脇の信号機を上下4つずつセット。
線路左端がA駅、右端がB駅の想定です。
S88による閉そく区間は4つ、A駅からB駅に向かって11~14番としてます。
左上の信号機(方向てこを表現) | |
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[信号31]右向き | [信号32]左向き |
FLAG.7が1のときG(Green)現示。 B駅方面=下り向き(→)が走行可、を示す。 実際のレイアウト上には設置せず論理的な存在。 | FLAG.7が0のときG現示。 A駅方面=上り向き(←)が走行可、を示す。 実際のレイアウト上には設置せず論理的な存在。 |
線路脇の右向き信号機 (→B駅方面) | |||
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[信号1]B駅方面1つ目 | [信号2]B駅方面2つ目 | [信号3]B駅方面3つ目 | [信号99]B駅端 |
【更新】 FLAG.7が1(=信号31がG現示)、かつ、S88の12番が非在線のときG現示。 | 【New】 信号31がG現示、かつ、S88の13番が非在線のときG現示。 | 【New】 信号31がG現示、かつ、S88の14番が非在線のときG現示。 | 【New】 これより先には進めないので常にR現示な信号があるという考え。 実際のレイアウト上には設置せず論理的な存在。 |
線路脇の左向き信号機 (←A駅方面) | |||
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[信号99]A駅端 | [信号21]A駅方面3つ目 | [信号22]A駅方面2つ目 | [信号23]A駅方面1つ目 |
【New】 下り向きの信号99と同じ。 | 【更新】 FLAG.7が0(=信号32がG現示)、かつ、S88の11番が非在線のときG現示。 | 【New】 信号32がG現示、かつ、S88の12番が非在線のときG現示。 | 【New】 信号32がG現示、かつ、S88の13番が非在線のときG現示。 |
今回の線路配線変更に伴って、イベントスクリプトも以下の点を更新しました。
- B駅到着&折り返しのイベント対象をS88の12番から14番に変更。
- 初期化イベントでの各区間在線状況確認対象に13番と14番を追加。
(ご参考)
マップファイル EventScriptTest03.map のダウンロード
ルートファイル EventScriptTest03.rte のダウンロード
イベントスクリプトファイル EventScriptTest03.xml のダウンロード
▼ここまでやった内容でYouTube!
考察
列車進行方向の信号は、列車が内方に進入したタイミングで順序よく進行から停止になりましたね!対象の区間を越えると
停止から進行に切り替わりましたね!
(ここでの進行は実は警戒や注意など速度制限ありなことが多いですが、その現示詳細は次回予定の信号機デコーダにて実験予定)
また、進行方向とは逆の信号は停止のままですね。
このあたりは続行される後続列車があるかどうかによって制御しなければならなそうです。
→不自然ではありませんでした。
nuckyさんより頂いたコメントをご参照。
私も川越線西大宮駅で観察して実物の挙動を確認しました。(2018/4/21確認)
Desktop Stationでの信号機の設置方法が具体的に分からなかったのですが、今回の実験の方法である程度見えてきました。
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箱庭計画11~在線検知とイベントスクリプト~
箱庭計画10~DCC対応完了1本目~
箱庭計画9~デコーダを車載 3、4輛目~
箱庭計画8~デコーダを車載 2輛目~
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箱庭計画2~在線検知器の用意 組立編~
箱庭計画1~計画発動~
こんにちは、nuckyです。
>列車通過後進行に戻った信号が、方向てこの切り替えによって停止に切り替わるのは不自然だと気付きました。
実物の鉄道でも単線区間では、列車通過によってR->Y->Gと戻ったのち、方向てこの切り替えによってRに切り替わっています。
(単線区間の閉そく信号機のところで観察していればわかります。)
では、どのように安全を担保しているかですが、駅と駅の間に在線があるときは、方向てこがロックされて、上下方向が切り替わらないようにしています。
これによって、進行中の列車が方向てこの切り替わりによって、G->Rの変化をみて急停止することや、正面衝突の回避をしています。
こんにちは。
詳細な情報をご教示くださりありがとうございます。
不自然な動きではなかったのですね。研究が足りませんでした。
近郊の単線へ赴き自分の目で挙動を確認してきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。